企業サイトの制作費用はいくら?価格を左右する要因

著者 · 2026年10月4日 · 6分で読めます

見積書とWebサイト制作費用のイラスト

Webサイトの制作会社を探していると、数百万ルピアから数千万ルピアまで、大きくかけ離れた見積もりを受け取ることがあります(ルピアはインドネシアの通貨です)。どちらもまったく妥当な場合があります。違いは、何が含まれているか、そしてWebサイトの完成後にいくら払い続ける必要があるかにあります。

本記事では、企業サイトの費用を決める要因、見落とされがちな維持費、そして見積もりを公平に比較する方法を解説します。

1. ページの数と種類

シンプルな会社案内サイトは、通常トップページ、会社概要、サービス、お問い合わせなど、数ページで構成されます。製品カタログサイトははるかに大規模です。製品、カテゴリー、業界ごとに専用のページを持てるからです。

ページやコンテンツの種類が多いほど、デザイン、開発、コンテンツ作成の作業も増えます。見積もりを依頼する前に、必要な主要ページの数や掲載する製品の数をおおまかに見積もっておきましょう。

2. オリジナルデザインかテンプレートか

既製のテンプレートは安く早くできますが、ほかの多くのWebサイトと似た見た目になる可能性があります。オリジナルデザインはブランドアイデンティティに合わせてつくるため、よりプロフェッショナルに見え、競合他社との差別化にもなります。

オリジナルデザインは、デザイン、修正、仕上げの工程を経るため、時間と費用が多くかかります。企業向けに販売している会社にとっては、プロフェッショナルな見た目が第一印象となり、見込み客が問い合わせるかどうかを左右することも少なくありません。

3. CMS:自社で管理するかどうか

CMS(コンテンツ管理システム)付きのWebサイトなら、開発者に頼らず、社内の担当者が製品、記事、ページを変更できます。使いやすいCMSの構築には追加の作業が必要ですが、小さな変更のたびに費用を払う必要がないため、長期的には費用を抑えられることが多いです。

あわせて読みたい:CMSとは?企業サイトにCMSが必要な理由

4. 追加機能

費用に影響する機能の例です。

  • 担当者に通知する見積依頼フォーム
  • 複数言語に対応したWebサイト
  • 広告計測の連携(Google、Meta、TikTok)
  • ブログや記事のセクション
  • オンラインショップと決済

今の事業に本当に必要な機能だけに費用をかけるようにしましょう。しっかりつくられたWebサイトは段階的に拡張できるため、ほかの機能は本当に必要になったときに追加できます。

5. コンテンツの入力

テキスト、写真、製品データを誰がWebサイトに入力するのでしょうか。この作業は過小評価されがちですが、数十点の製品があるカタログでは数日かかることもあります。初期のコンテンツ入力が見積もりに含まれている場合と、含まれていない場合があります。入力する製品やページの数に上限があるかどうかも含め、はっきり確認しましょう。

初期費用と維持費

Webサイトの制作費は、あくまで初期費用です。毎月または毎年発生する費用もあります。

  • ホスティング:Webサイトを24時間いつでも表示できるように稼働させる場所
  • ドメイン名:毎年更新が必要
  • 保守:セキュリティアップデート、不具合時の修正、小さな変更
Webサイトの初期費用と維持費の図
Webサイトの初期費用と維持費の図

最初は安く見える見積もりも、維持費が高ければ割高になることがあります。反対に、ホスティングと保守がすでに含まれている見積もりは、全体として安くなる場合もあります。最も公平な比較方法は、初期費用だけでなく、最初の1〜2年間の総費用を合計することです。

ニーズ別の例

イメージしやすいように、よくある3つのニーズと、通常必要になる作業を紹介します。

会社案内サイト

会社、サービス、連絡方法を紹介する数ページに、すっきりしたデザインとシンプルなフォームを備えたWebサイトです。見込み客に検索されたときにプロフェッショナルな印象を与えたいサービス業の会社に向いています。広告用に1ページだけ必要な場合は、ランディングページか企業サイトかをお読みください。

CMS付きの製品カタログサイト

社内の担当者が自分で更新できる製品、カテゴリー、業界のページを備え、複数言語に対応することもよくあります。カタログ構造、CMS、製品データの入力が含まれるため、作業量は多くなります。

オンラインショップ

カタログに加えて、買い物かご、決済、配送の機能があります。最も複雑なニーズで、通常はより手厚い保守が必要です。

よくある失敗

  • 初期費用だけを比較する:翌年以降、想定よりはるかに多くの費用がかかってしまいます。
  • ドメインが制作会社の名義で登録されている:制作会社を変えようとしたときに、Webサイトのアドレスが自社のものではなかったと判明します。
  • CMSがない:小さな変更のたびに待たされ、別途請求されるため、Webサイトがほとんど更新されなくなります。
  • 作業範囲があいまい:ページ数、修正回数、コンテンツ入力が書面になっておらず、途中で追加費用が発生します。Webサイト制作の契約書に必要な項目も確認しましょう。

見積もりを比較するときのコツ

  1. 総額だけでなく、作業内容の内訳を依頼しましょう。
  2. 2年目以降の費用を確認しましょう。
  3. ドメイン名が自社の名義で登録されることを確認しましょう。
  4. デザインの修正回数と、制作期間の目安を確認しましょう。
  5. 保守に何が含まれるか、また範囲外の作業にいくらかかるかを確認しましょう。
  6. 初期のコンテンツ入力が含まれるか、その上限はどこまでかを確認しましょう。

Webサイトの更新やつくり直しが必要になるのはいつ?

Webサイトは一生に一度の買い物ではありません。技術、人々の情報の探し方、事業のニーズはいずれも変わり続けます。しっかりつくられ、定期的に保守されているWebサイトなら、コンテンツの更新と小さな調整だけで何年も使い続けられます。

ただし、つくり直しが必要なサインもあります。スマートフォンで表示が崩れる、読み込みがとても遅い、更新しにくい、今の事業を反映していない、などです。こうしたサインがいくつも見られる場合は、古いWebサイトの修正を続けるより、適切な基盤でつくり直したほうが安く済むことが少なくありません。

よくある質問

自分でWebサイトをつくったほうが安いですか?

月額料金で自分で使えるWebサイト作成ツールもあり、シンプルなニーズには向いています。しかし、カタログ、複数言語、ブランドに合った見た目を備えた企業サイトの場合、社内の担当者が費やす時間のほうが、専門のサービスより高くつくことがよくあります。

分割で支払えますか?

多くの制作会社は、作業の工程に合わせた段階的な支払いを採用しています。会社の予算に合うよう、支払いスケジュールは早めに確認しましょう。

広告費は含まれていますか?

通常は含まれていません。Google、Meta、TikTokの広告費は、各プラットフォームに直接支払います。Webサイトの制作会社が設定できるのは計測の仕組みで、これにより広告の成果を測定できるようになります。

最良の見積もりは、最も安い見積もりではなく、最もわかりやすい見積もりです。何が得られるのか、今いくらかかり、来年いくらかかるのかがはっきりわかるものを選びましょう。

見積もりを比較中の方は、Webサイト制作会社の選び方もあわせてお読みください。